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トップセールスマンになる簡単な方法とは
営業でトップになる簡単な方法があったら皆試したいと思うだろう。簡単な方法はあるのである。すなわちそれは
「トップの真似をしろ。」である。いや、実は実際これが難しい。簡単に真似なんかできるわけがない。それでは
どういうことなのか、人にはプライドというものが少なからず存在する。するとどうだろうか、自分より優れた部分
を持つ相手に対して、ネガティブな反応を示すのである。これは、一般会社組織においてとても起こり易い心理状態
で、まず対人関係は相手との関係性から自分と相手の立場を決定する。この場合、会社で同僚である、会社で同期で
ある、同年代である。など、対象となる相手との共通点を探す。そのうえで共通点があれば、立場を対等に保とう
とする本能が働くのだ。その為に同僚が自分より成績が上な事に自分を納得させる理由つけをさせて、自身の立場を
安定なものへと保とうとする。この「理由付け」は心理的に様々な状況下で行われている。例えば不幸があったとき
不幸中の幸いという言葉を耳にしないだろうか?交通事故にあって幸い大事に至らなかった、会社に損害を出したが
幸いクビにはならなかった、浮気が発覚したが彼女と別れずに済んだ。など、自分の不幸の中でも自身の精神の安定
を保つ為の理由付けを探すのである。同様に立場が対等であると認識した相手と自身の中で能力の差を指摘された
時に瞬間大抵の方は「相手は営業がうまいから仕方ない、でも自分は○○なら相手よりうえだから・・・」と考える
ことにより、自分の立場の安定性を保とうとしてしまうのである。
ここでネットワークビジネスの例をあげてみよう。ネットワークビジネスでは皆が既に「実力、成果主義」である事
を認識している。アップとダウンという立場関係、さらには成果=報酬=実力主義という図式が当然の中で活動を
していく為に対等という立場の認識が極めて小さくなる為、成功者の組織に含まれるワーカーは成功者になりやすい
という面白い話がある。MLMではある意味成功者は自分達の未来の姿だと投影している方が非常に多い。しかし
一事業部門のセールスマンは個人、他人、ライバルという分け方で認識することが非常に多いのだ。この違いが何故
かは明白で、「昇進」というポストの数の物理的制限が深層心理に影響しているからであろう。ネットワークビジネス
へ参加して成功しているワーカーに何度か話を聞いてみた事があるのだが、彼らの共通点はやはり、自身の遠いトップ
ラインに位置する成功者を追い、成功者の真似をして、その上で自身のやり方を加えていく。
簡単に言えば観察し続け、生活リズムをまねし、相槌のタイミングをまねし、話し方や、癖をまねし、相手を演じ続け
ることで同じ成果を上げることが出来る。その上で相手にない部分を最大限に活かし、自身流を加える事によりトップ
セールスマンになる事が出来る。簡単に出来るが、実際は簡単ではない。しかしながら、簡単か簡単ではないかは貴方
自身に潜む見栄やプライドをどこまでコントロールできるかどうかである。才能といわれるトップセールス達は実は
このプライドや見栄のコントロールが無意識にでき、意識せずとも、相手から勉強し、吸収してしまう。元々セールス
や対人関係における才能があるわけではないのである。無意識にコントロールが出来なければ意識してコントロール
をすることにより、やがてトップセールスと呼ばれるようになる日は近いだろう。ネットワークビジネスワーカーは
こういった個人の意識部分を引き出しやすい環境を作り上げていく。そして成功する組織はダウンも成功していき、
アップに恵まれないと尻すぼみして衰退していきやすいのである。個人単独でこのコントロールをすることは非常に
大変な作業である。しかしながら実行するのは非常に簡単だ。自身がその気になるだけでいいのだから。
貴方はどうだろうか?これを読みどう思っただろう。言うのは簡単なんだよなぁ・・と思った貴方。すでに「理由付け」
使ってしまっている。やらない事は簡単なのだ。しかしながらやってみることも簡単なのだ
私の知り合いでは、本当に努力の人がいた。常にどの仕事をこなす時もこれを実行し、数ヶ月のうちにはトップセールス
を獲得している。私は営業マンから悩みを相談される時はいつもこうこたえることにしている。
私に悩みを打ち明ける勇気があるなら、一人も多勢も同じ、見栄を捨てて行動する事が出来るよ。
つまりは第一歩が大事なのだ。
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