組織の法則



 
組織は2:6:2で構成される


この言葉で分かる人には大体なにが言いたいのか分かると思う。組織は2:6:2で構成されるというのだがこれはなんの事か

まず組織全体の数を10とすると最初の2が出来る人間。次の6は一番多い層だ。最後の2は組織にとっては残念ながら必要で

ない(いわゆる赤字社員である)人である。これは実に面白い話なのだが、組織とはどんなに改革をしても教育に力を注いでも

大体はこの数字に近い形に収束されるのだと言う。例えば営業成績が悪い、勤怠態度が悪い、怠慢等色々な要因から構成された

下の2を切ってしまうとする。すると最初はそれで問題なく思惑通りなのだが、時間が経つに従い新しい組織としての中で同じ

2:6:2という状態に落ち着いてしまうのである。ならば繰り返し繰り返しとにかく切れば良いのではないかと思うかも

しれないが、今度はそうするといつまで経っても人が育たないのである。なにより企業は離職率を気にするしそうそう好き勝手

社員のクビを切れるわけでもない。社員の育成にはまともに仕事ができるようになるまでの会社の投資は大体平均給与の12ヶ月

程度といわれている。約8ヶ月という時間と1年分という経費を使わなければ育てることの出来ない社員をそう簡単には切れない

のは理解できるかと思う。それでは経営者、または組織のトップラインにいるネットビジネスワーカーとしてどうすべきなのか

その最善策は一体なんだろうか。私のマネジメント経験から言うと上の2に含まれる人間は何もしなくてもトップビジネスマン

として会社に貢献してくれるから最大限の待遇を用意したら後は放置でよい。やはりできる人間がかわいいのは当然なのだが

ここは引き抜かれないように最大限の待遇を与えて後は本人達に仕事の面で重責を与え信頼している旨を見せていく。貴方が

もし組織を構築し、その組織を運営する立場ならば最大限に貴方が面倒をみなければならないのは6の人間達である。6の人達

は母体が一番大きいことでこの6がどちら側へ偏るかで組織全体の業績は大きく変わってくるのだ。やっかいな最後の2は最低

致命的なミスを犯さない程度に監視をしておけばいいだろう。


またこんなことを私は良く見かける。「優秀な人間は何処へ行っても優秀である」ということなのだが言っている事は理解して

いただけると思う。どう言う事かというとあるSOHOで優秀な営業マンがいた。その会社が潰れてしまったためその営業マンを

引き抜いたところ彼は2ヶ月でトップセールスを売り上げたのである。これはどうたら営業だけではないようなのだ。営業だけの

ことであればまぁ誰しもそれはそうだろうと思うだろうが、教材販売の会社の営業部門に呼ばれていた時の話なのだが、学校の

関係者が面白い話をしてくれたのだ。学力において入学前の学校の知名度や偏差値といったステータスよりも学校での学力順位

のほうが入学した学生の学力にそのまま反映しているという。ハイレベルな私立中学卒業と一般公立中学卒業では学校の授業の

内容も違うし偏差値で言えばそれこそ20近く違うのだが、同じ学校に入学して学ぶうちに私立中学で順位がそこそこで入学した

生徒より公立高校で常に学年トップで入学してきた生徒のほうが1年もすると順位は入れ替わり圧倒的に成績も上になるという。

これは塾の教師の間でも知られているようだった。


貴方がもし経営者で組織の編成にお困りならば私はこうアドバイスをしておく。



優秀な人間は優秀なのだ。貴方は最高に褒め称え相応の待遇のみを与えよう。
一番多い層は貴方の組織の成功、失敗がかかっている。組織の育成の為に時間と経費を使うべきである。
赤字社員、ダメなメンバー等は組織にとって必要悪である。本当の危険因子を招き入れない為に静観しても良いだろう。
優秀な人間のリクルートは大事である積極的に取り入れるべきである。
優秀な人間には失敗して貰う事も大事である。重責な職務を任せることも大事だろう。
一番多い層は群集心理にとても流されやすい特徴がある。上手く群集心理をプラスに働かせることが大事である。





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